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「エンハンストゲームズ」とは何か。ドーピング容認大会とその問題点について
■大会の概要 令和8年5月24日、米国ネバダ州ラスベガスにおいて、第1回「エンハンストゲー ムズ(Enhanced Games)」が開催されました。 同大会は、オーストラリアの実業家であるアーロン・デスーザ氏が提唱した国際競技 大会であり、最大の特徴は、「スポーツと科学の融合」「人体能力の解放」を掲げ、従 来のスポーツ界で禁止されてきたドーピングを全面的に容認している点にあります。 競技種目は、陸上競技、競泳、重量挙げなどに限定されているものの、アナボリック ステロイド、ヒト成長ホルモン、テストステロン、ペプチドホルモンなど、通常であれ ば厳格に禁止される薬物の使用が認められています。 また、高額賞金制度や著名投資家の支援も相まって、大きな注目を集めました。 ■問題点 しかしながら、この大会に対しては、アスリートの健康やスポーツの公正性、さらに は社会への悪影響を懸念する声が数多く上がっています。 第一の問題:アスリートへの健康被害 世界アンチドーピング機関(WADA)、米国アンチドーピング機関 (USADA)は「選手の健康と命を危険
スポーツ仲裁パネルが、少年野球の監督、コーチに対する「24か月間の軟式野球活動停止処分」を取り消した理由
■事案の概要 申立人ら:少年野球チームの監督及びコーチ 被申立人:一般社団法人愛媛県軟式野球連盟 本件は、少年野球チーム内で発生した監督、コーチによる指導行為(以下「本件行為 」といいます。)が問題となり、監督及びコーチに対して、被申立人から24か月の活 動停止処分が科された事案です。 これに対し、日本スポーツ仲裁機構が構成するスポーツ仲裁パネルは、令和8年5月 18日、「処分手続に重大な問題があった」として、処分の取消しを命じました。 ■仲裁パネルの判断 1 本件行為当時に処分規定が存在しなかったことのみでは、直ちに処分が違法とはな らないこと まず、申立人らは、処分の根拠とされた規約が、処分当日の令和7年6月28日に 新設されたものであり、行為後に制定された規定によって処分するのは遡及的な処罰 に当たり許されないと主張しました。 これに対し、仲裁パネルは、 ①競技団体は、一定範囲でその構成員の活動資格等を制限する裁量を有しており、そ の裁量の範囲内で懲戒処分を行う権限を有していること ②競技団体の規模や人的・財政的な資源には団体ごとの
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